【個別セッションの事例ご紹介】読み書きに苦手意識のあるお子さんへのアプロ―チ
2024年10月3日
こんにちは。
横浜市都筑区で、発達が気になる赤ちゃんから学童期のこどもたちに育児発達支援を行なっている小児の作業療法士の定金雅子です。
個別セッションへのお問い合わせやご予約をたくさんいただいております!ありがとうございます!
「ここんの個別セッションってどんなことしてるの?」
そんなご質問をいただくことも多く、今回は個別セッションのご紹介をさせていただきます。
ー Contents -
読み書きに苦手意識のあるお子さんへのアプロ―チ
今回ご紹介させていただくのは小学3年生のNちゃん。
親御さんからは
- ひらがなは書けるけどカタカナが曖昧。漢字も覚えることが大変。。
- 読んだり書いたりすることが苦手で長文になると読む気がなくなる。
- これからどのように学習を進めるといいのか相談したい!
とご連絡をいただきました。
目標はお子さんに合う学習方法を探していくこと!
お子さんに合う学習方法を探すために、まずは3つの点を確認していきました。
- 読むこと、書くことの力を確認
- どんな強みを持っているのか
- Nちゃんはどうしたいのか
まずは、読むことについて。
Nちゃんにとって、 読むことは負担が大きくなかなか内容が入ってこないことがあります。
例えるなら…大人が難解な専門書を読んでいるイメージ。
そりゃあ読む気がなくなりますよね。
次に、書くことについて。
漢字やカタカナの形を 思い出すことに力を注ぎ、 書くことに時間がかかってしまうことがあります。
Nちゃんには
- 耳で聞いて理解することができる
- 考えを伝えたい気持ちがある
- 困っていることも自分で伝えられる
といった強みがあります。
「学校はだいたい好き!漢字が好き!上手くできないことは悔しい!」
もっとできることを増やしたい!学習への意欲があるNちゃん。
そこでこんな勉強スタイルを提案しました。
Nちゃんの学習スタイルは「得意をとことん活かすスタイル」
読むこと、書くことは あくまで学ぶ手段の一つ。 Nちゃんの得意な【聞くこと、見ること、考えること】から学べる方法を提案しました。
セッションで取り組んだこと
セッションでは、遊びの中でたくさんのミッションに挑戦しました。
遠くのクッションに着地できるかな?
落ちずにボードを倒せるかな?
時には立場を変えて、大人が実践、Nちゃんが監督役に。
ポイントは新しい視点で見ること!
誰かがやっているところをみて、アドバイスすることでミッション攻略への気づきが出てきました!
セッションを通して変化したこと
自分の強みを確認し、いろんな方法を試し、作戦を練っていくこと、それを言葉にして実践することがどんどん上達していきました!
自分の強みを知って、 ベストな作戦を見つけられることが 自分なりの学習スタイルを確立することにつながっていきます。
Nちゃんの学習スタイルが生活にも染み込んでいくように、学校訪問もさせていただきました。 学校訪問については別の投稿でご紹介させていただきます!
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