【個別セッションの事例ご紹介】自分の思いを言葉にすることが難しい子との遊び
2024年9月19日
こんにちは。
横浜市都筑区で、発達が気になる赤ちゃんから学童期のこどもたちに育児発達支援を行なっている小児の作業療法士の定金雅子です。
個別セッションへのお問い合わせやご予約をたくさんいただいております!ありがとうございます!
「ここんの個別セッションってどんなことしてるの?」
そんなご質問をいただくことも多く、今回は個別セッションのご紹介をさせていただきます。
自分の思いを切り替えたり、言葉で表現することが難しい子へのアプローチ
ご紹介させていただくのは、小学2年生の男の子の個別セッション。
保護者の方からは
「自分の思いを切り替えたり、言葉で表現することが難しい。」
こんなご相談をいただいていました。
個別セッションでは、小さな目標を決めてチャレンジ!
今回のセッションで目指すことは…
【遊びを通してベストな選択を考え、作戦を言葉にしていく姿】
一つの遊びから思考の軸を作り、バリエーションを持たせながら遊びを成功させるための作戦を考えていきました。
▼スクーターでいろんな姿勢に挑戦
スクーターでしゃがむ、たつ、あぐら、うつ伏せ、正座など、いろんな姿勢で乗ることに挑戦。
たつ!
しゃがむ!
うつぶせ!
どの姿勢が自分にとって1番楽しかったか、安全だったか、次はどんな姿勢にするか体で感じ取っていただきました。
▼お子さんの強みを活かして活動を振り返ります
今回担当したお子さんは、見えない気持ちを言葉にすることは難しいけれど、目で見えるとたくさん言語化する力があるお子さんです。
活動後に動画を見て振り返り!
すると…
「こう(あぐら)が安全」
「(あぐらの時)なんか楽しそう!」
「(たつと)無理、無理!」
といった言葉がでてきました。
自分が実践している姿を見ることで、初めて「楽しそう!」と気持ちを表現してくれました。
▼その後の活動ではこんな変化が!
体で感じていること(体の感覚)
動画で見て確認したこと(視覚)
一緒に考えた作戦(聴覚)
様々な情報が結びつき、自分の力に合ったコース、スクーターの乗り方を言葉で伝えられるようになりました!
提案してくれた「障害物!急カーブコース!」
▼一回のセッションで見られる成長!
「実は考えることが好きなんだよ」とどんなレベルアップができるか、豊富なアイディアをたくさん発信できるようになっていきました。
マイワールドな自分の遊びも楽しみつつ、「一緒にやろう!」と他者を誘う姿、共に作戦を立てることや交渉することを通して、自分も相手も納得できるプランを立てられるような姿が見られるようになっています。
セッションを飛び出して、生活や学校などいろんな場面でもお子さんの試行錯誤する姿が見られました。
保護者の方から、うれしいご感想をいただいておりますのでご紹介させてください^^
子どもは毎回行くのを楽しみにしています!作業療法士の方にみていただいて、遊びの中で身体の機能や手先の使い方、言葉がけの仕方などを工夫してみていただけるので、子どもも楽しいし、親も参考になります。セッション後はレポートを書いていただけるので毎回参考にさせていただいております。子どもの心の安定、身体の使い方の成長がみられました!
ご感想ありがとうございました!
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